精液検査標準化ガイドライン

「精液検査標準化ガイドライン」
日本泌尿器科学会
定価:

※開封済CD-ROM付属。
書き込みなし。
わずかなスレ、小傷、ヨレがある程度。
使用感少なくキレイな状態です。

◾︎本誌概要◾︎
精液検査の標準化を目的とし、検査の大枠を示すWHOマニュアルに準拠して検査手技を具体的に示した手引書。「精液採取法」「精液検査法」「精液検査の基準値」「精液所見の表記法」「精度管理」などについて解説。

本ガイドラインは主に精子の質的・量的評価を目的としており、岩本見明先生をはじめ日本泌尿器科学会会員からなる「精液検査標準化ガイドライン作成ワーキンググループ」が作業され、日本泌尿器科学会が監修したものであります。本書のようなガイドラインが必要なことは、古くより言われてきたところではありますが、なかなか実現にこぎつけませんでした。精子の質的・量的面での普遍的な評価は男性不妊の臨床において基本となる重要な検査でありますが、その事を周知しながらも、各医療機関では独自の方法による検査成績を用いて臨床研究を行ってきました。この背景には精液検査は前もって設定すべき条件ならびに多くの計測法があるため、その統一化は至難のわざであると認識されてきたからだと思われます。WHOによる精液検査ガイドラインも一応ありますが、残念ながら微に入り細にわたっての指針とは言いがたいものであります。本書は精液検査の出発点となる最も重要な精液採取から検査開始までの詳しい指示から始まり、精子運動率はテレビモニターを用いた計測法の提案，濃度は精子を不動化して血球計算盤で行う方法等を標準化するなど、精液検査全般に詳しい解説が加えられています。精液検査に関するこのようなガイドラインはまず類をみないと思われます。また本書には精度管理（quality control）をめざして精子濃度と運動率の測定能力をトレーニングするCD-ROMが添付されていますので、大いに活用して頂ければと思っています。

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